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JAWRO企画特別講演及びセミナー・総会の報告

2015.01.13

JAWRO企画講演・総会報告(2014年12月12日)

2014年12月12日(土)、日本放射線腫瘍学会の会場パシフィコ横浜会議センターで日本女性放射線腫瘍医の会の企画講演、ティータイムセミナーを開催しました。企画講演では60名を超える参加者で、JAWROや講演会に対する関心の高さがうかがえました。ティータイムセミナーは、学会助成報告と女性医師支援担当者連絡会参加報告でした。

 
当日のプログラム
企画講演 遺伝性乳がん・卵巣がん症候群と遺伝カウンセリング
【演者】青木美紀子先生(聖路加国際病院遺伝診療部 看護師・認定遺伝カウンセラー)
【座長】山内智香子先生(滋賀県成人病センター 放射線治療科)
 
JAWRO学会助成報告 (順天堂大学 黒河千恵先生)
「ESTRO 33 に参加して―医学物理士の立場から―」
大学医学部・医学会女性医師支援担当者連絡会参加報告 (鳥取県立中央病院 内田伸恵先生)
 
青木美紀子先生の企画講演
14時からの1時間、青木美紀子先生による「遺伝性乳がん・卵巣がん症候群と遺伝カウンセリング」のご講演がありました。最近、アンジェリーナショックで関心の高まっている遺伝性乳がん・卵巣がん症候群の日本における状況についての大変興味深いご講演でした(このPDFは現在準備中です)。座長の山内智香子先生による座長総括も一緒に掲載いたします。

総会のティータイムセミナーでは、はじめに黒河千恵先生によるJAWRO学会助成報告:「ESTRO 33 に参加して―医学物理士の立場から―」がありました。医学物理分野で気になった話題として、平坦化フィルターフリー(Flattening Filter Free: FFF)リニアックを用いた研究については、わかりやすく解説されました。会場からは多くの質問があり、非常に勉強になりました。

 次に、内田伸恵先生から大学医学部・医学会女性医師支援担当者連絡会参加報告がありました。各学会の男女共同参画委員会の取り組みや、医学会分科会での指導的地位における女性割合は、まだまだ低い等の問題点について興味深い内容でした。9/26のHPに掲載されています。